JT-1 沁　は非常に面白い特性を持ったフィルターを備えたオーバードライブです。
表現するのが難しいのですがフィルターのポットをセンター位置が一番増幅率が低く左に回すとほぼフラットな周波数特性を保ちながら増幅率を上げることができ、右に回すとローカットしながら増幅率を上げることができます。

フィルター特性のカーブを載せておきます
ブルーのラインがフィルターポットを左に回し切った時の増幅特性で黄色のラインがポットを右に回し切った時の増幅特性です。
マゼンタのラインは左右ともに水平よりもやや低い位置でセンターの位置ではごらんのとおり一番増幅器率が低くなります。
左に回すにしたがってほぼ周波数によるゲインカーブがフラットのまま増幅率が上がり、右に回すとローゲインを固定したままハイを持ち上げるように増幅率が変化します。
ゲインポットはフィルターの特性カーブを維持したまま増幅倍率を上げます。
このように周波数特性カーブを自由に変化させることができるのが最大の特徴になります。